踊るように描く尼崎ゆら

車いす生活の不便さ、そんな中で見つける「オモロイこと」の数々。愛猫とのほのぼのした生活ぶり等、それらをボヤキ口調の短歌にして詠み、そして書いております。

「海んまんま 川んまんま
滝んまんま
愛しい水に抱かれて寝たい」

私は激痛を伴う難病を2つ持って
ボチボチ何とか生きています。
そうでない方々ときっと見える世界や感じる世界が違うと思います。
まだ見たことがない世界をちょっと覗きにいらっしゃいませんか?

ゆらの愛猫モモ

「いっぺん くるって みるのも ええで」

「そのうちに
自分が誰かも わららへん
そら恐ろしい 灰色の闇」

「おもろすぎ おもわず わらけて
のけぞると
あやうく今度は脳挫傷やがな」

「桜満開
大切な人も 縁を切られた人も
みんな 幸せに なったらええなあ」

「きょうもまた ごっつい痛みで
ねられへん おかげで おがめた
目も覚める 朝日」

「車椅子
乗ったおかげで 唄うたい
開かずの扉を あけたよろこび」

「いっしょうの おもいでづくりは
こうやって いのちけずって
つくるもんちゃう?」

「絹こしねこ 匂うがごとくは
まるで貴公子
風格のある シャム猫の血すじ」

ミニ軸

皆さまに可愛がって来て頂いた
受付嬢、ゆらの介護猫だったモモが2010年1月18日肝臓ガンの為急逝致しました。それを悼んで沢山の書が生まれました
又、新しい命を授かり難病を持ったその子ネネへの新しい書も生まれております 命の尊さ・切なさを見守りにいらっしゃいませんか

お求め・お問い合わせは
TEL.090-8982-6495(尼崎ゆら)まで

※作者アトリエにてミニ常設展を行っております。(要予約)
書は苦手という方々の為に細かい解説もつけました。猫が受付しております。是非お越しくださいませ。

「焼きたての
食パンの匂い 子の背中
鼻を押しつけ 添い寝天国」

「この吾子(あこ)も
泥にまみれて 生きてきた
一緒に命を ことほいで行こな」

「左胸で寝る
我が子のたまらん 愛しさよ
明日の朝まで 生きていておくれ」

「すがらんでも
愛しいもんの 魂やどる
そんな自分で おりたいもんや」

「命がけで
身支度し 死にもの狂いで 化粧する
ずっと女で いたいから」

「自分の中に 鬼がいる 自分の中に 神もいる」

難病と闘いながら、数々のメッセージを送り続けて来た尼崎ゆらが初めて自身が体験したあの震災を詠い上げます

うさぎ柄ミニ軸

「受付嬢ネネ」

「何なんや
戦争? ばくげき? JR脱線?
九割全壊 我が愛しの町」

「知らなんだ
『これ見とったら連絡して』て
死亡蘭のってた 自分の名前」

「天井の上に
つきささっては おちる家具
このまま私は 死んでゆくんかなぁ」